創業者である私は、創業前いつかguruと呼ばれるようなハッカーになりたい。とぼんやり思っていたことがあります。
いまでも憧れはあるものの、実力はgeek(技術オタク)です(笑
さて、組織開発をするにあたって、私は縁あって対話についての学び場に触れることが多くありました。そのような場には、社会起業を志す人や、NPO関係、町おこし関係の方が多くいらっしゃいました。それらに参加する一方、私はインターネットを通じてオープンソースソフトウェア(OSS)というIT文化に触れ続けることになります。
OSSの文化から学んだことはいまでも私の中に残っており、それらから得られるものは、日常生活の多くに役立つものだと感じています。
よく社内の話し合いの中で口にするものを列挙してみます。
- No guess, major.(憶測するな、実測せよ)
- Don't repeat yourself.(繰り返しを避けよ)
- 車輪の再発明をするな
IT技術者でなくとも、日常の仕事の中で使える指針です。
コンピュータは、ものすごいたくさんの計算を短時間に行うことができます。それゆえ人間の時間スケールでは知覚しにくい「少しの無駄の積み重ねが長期的にどのように現れるのか」という知見が溜まったのではないでしょうか。
私は、日本空糸で働いてくれている仲間に「それ1000回やっても苦にならないやつですか?」と仕切に確認をします。はじめて入ったひとには意味がわからないかもしれませんが、大事なことだと思っています。
仲間には効率化だけでなく、万が一にも死なない努力、つまり0.0001%の芽を摘んでいく向上心を日々求めています。
オンロープ技術をもって垂直世界で働いていると、致命的という言葉の意味の重さに気付きます。仲間と笑いながら自由を感じて仕事ができる背景には、それぞれの日々の努力があるのだと実感する毎日です。
Posted by norimitsu.i at 6:18 日時 2021/03/02
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